京都国立博物館 メールマガジン 第48号[KNM:0048]

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夏といえば怪談の季節です。九編の物語が収められた怪異小説『雨月
物語』は、原文はもちろん、映画、漫画、新訳などに何度もリメイクさ
れ、今も多くの人を惹きつけています。その作者である上田秋成の展覧
会を、7月17日より京都国立博物館で開催いたします。
 本展のポスターはもうご覧いただけましたでしょうか?円山応挙の
「龍門図」の鯉が大きく掲載されています。『雨月物語』の中の一編「夢
応の鯉魚」は、興義という僧が鯉の体を得て水中を自由に泳ぎまわると
いう摩訶不思議な物語です。日がな一日、湖で魚を眺めていたという興
義の描いた絵は、水に放つと本物の魚となって泳ぎ出したと言います。
ポスターに掲載されているのは、秋成が「京中の絵が皆一手になった事
じゃ」と評したほど流行した写生の画家、応挙の描いたものですが、興
義の描いた魚はいったいどんなものだったのでしょう。
 秋成と言えばこの『雨月物語』が特に有名ですが、彼の活躍の舞台は、
小説だけにとどまらず、俳諧、和歌、国学、煎茶と多岐にわたります。
また、国学者の本居宣長に現実的な視点から反論するかと思えば、「狐憑
き」を信じるという一面を持ち合わせたり、「友のうるわしきなし」と言
いながら、今回の展示でご紹介するように多くの文人・画人たちとの交
友のあかしが残っていたりするなど、一筋縄では捉えられない秋成の人
物像は、知れば知るほど魅力的です。展覧会では、そんな秋成の様々な
側面を、初公開をふくむ多数の秋成関連作品と、ゆかりの絵画の名品を
通じてご紹介します。新たな秋成の一面を、見つけにきませんか?
                (連携協力室  水谷 亜希)
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【まもなく開催の展覧会】

[特別展観]
没後200年記念 上田秋成
平成22年7月17日(土)縲・月29日(日)
会場:特別展示館
『雨月物語』で有名な上田秋成(1734縲・809)は、小説家・俳人・歌人・
国学者として上方で活躍し、独自の世界を築きました。彼の雅俗に
わたる文事と、彼と交友した多くの文人や、呉春・池大雅・与謝蕪村・
円山応挙ら画家たちの書画を集め、秋成を通して見た18世紀後半の多彩
で豊かな、文学・芸術の世界を紹介します。
詳細はこちら→
http://www.kyohaku.go.jp/jp/tokubetsu/100717/tokubetsu.html

同時開催 [特集陳列] 
新収品展
平成22年7月17日(土)縲・月29日(日)
会場:特別展示館
平成20縲・1年に当館が収集した美術品・文化財を展示します。
詳細はこちら→
http://www.kyohaku.go.jp/jp/tenji/chinretsu/sin2010/index.html

期間中開催 [イベント]
「雨月物語」映画鑑賞会
―奇才上田秋成の世界へいざなう―
日時:平成22年7月30日(金)19時20分縲彌r平成22年8月6日(金)19時20分縲彌r計2日各1回上映いたします。
※野外上映のため、雨天の場合は中止
※日の入りにより、開始時刻が遅れることがあります。
場所:京都国立博物館 丸池付近(正門側)
特別展観「没後200年記念 上田秋成」開催記念として、第14回国際ヴ
ェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞した「雨月物語」の映画鑑賞会を行
います。本展観のチケットをお持ちの方は無料(チケット半券をご提示
ください)でご覧いただけますので、どうぞお気軽にお越しください。
また、小・中学生及びキャンパスメンバーズについても、無料でお楽し
みいただけます。
詳細はこちら→
http://www.kyohaku.go.jp/jp/kouza/index04.html

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【土曜講座】
事前申込制(先着順)となっております。定員になり次第締め切りま
す。詳細はホームページでご確認ください。

【時間】午後1時30分縲恁゚後3時【定員】190名【聴講料】無料
【会場】京都女子大学 J校舎5階J525教室

○平成22年7月24日(土)
テーマ/「上田秋成をめぐる京の画家たち」
講 師/同志社大学教授 狩野 博幸氏
※特別展観「上田秋成」関連土曜講座

○平成22年7月31日(土)
テーマ/「秋成のつづら箱―知られざる名作の数々―」
講 師/首都大学東京教授 稲田 篤信氏
※特別展観「上田秋成」関連土曜講座

○平成22年8月21日(土)
テーマ/「秋成と『胆大小心録』の画家たち
講 師/京都国立博物館研究員 水谷 亜希氏
※特別展観「上田秋成」関連土曜講座
※本講座は、平成21年度に発足した「京都市内4館連携協力協議会」
において展開される連携講座です。

○平成22年8月28日(土)【土曜講座1700回記念】
テーマ/「中国を駆け抜けた昭和の洋画家たち」
講 師/京都国立博物館研究員 呉 孟晋氏
※特集陳列「新収品展」関連土曜講座

申込方法・会場へのアクセス等の詳細はホームページでご確認ください。
詳細は→http://www.kyohaku.go.jp/jp/kouza/index01.html
PDF版は→http://www.kyohaku.go.jp/jp/pdf/kouza2010-7_8.pdf
携帯版は→http://www.kyohaku.go.jp/i/doyou.html
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【こども向け講座】
[第9回 少年少女博物館くらぶ]
テーマ/「博物館 庭園探検隊!縲恂L臣秀吉ってだれ?縲怐v
(小学・中学生対象)
日 時/7月24日(土)午前10時30分より(40分程度)
*午前10時20分に博物館庭園 ロダン作「考える人」前にお集まり
ください。
講 師/淺湫 毅(当館主任研究員)
参加費/無料
 豊臣秀吉は、たくさんの兵士のひとりにすぎない立場から、織田信長
の重要な家来のひとりとなり、最後は天下人までかけあがりました。
 その秀吉ゆかりの展示品が、博物館の庭園にものこされています。
今回の探検はそれらをたずねて歩きます。

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【イベント情報】

●京都・らくご博物館【夏】 縲恃[涼寄席縲彌r【日 時】平成22年8月27日(金)
開演:18:30(開場:18:00)
【会 場】ハイアットリージェンシー京都 ドローイングルーム
【料 金】全席指定 3,000円
※出演者等、詳細はこちら→ 
http://www.kyohaku.go.jp/jp/kouza/index03.html

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【今後の展覧会】

[特別展覧会]
文化財保護法60年記念事業
高僧と袈裟(けさ)―ころもを伝え こころを繋(つな)ぐ―
平成22年10月9日(土)縲・1月23日(火・祝)
会場:特別展示館
僧侶が身につける衣服として、目にしている袈裟。日本の寺院では、空
海・最澄といった平安時代の高僧や、無準師範・夢窓疎石といった高名
な禅僧が着用したとされる袈裟が秘蔵されてきました。これらを一堂に
会し、袈裟を通して見えてくる日本の仏教と染織の歴史を辿る、初めて
の試みです。
詳細はこちら→
http://www.kyohaku.go.jp/jp/tenji/korekara/pdf/201010kesa.pdf

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[特別展覧会]
上野コレクション寄贈50周年記念
筆墨精神―中国書画の世界―
平成23年1月8日(土)縲・月20日(日)
会場:特別展示館

同時開催 [特集陳列] 
生誕125年記念 篆刻家(てんこくか) 園田湖城(そのだこじょう)
平成23年1月8日(土)縲・月20日(日)
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【お知らせ】
●京都市内の4館が連携しました
博物館・美術館連携協力する組織として、「京都市内4館連携協力協議
会」が平成21年度に発足しました。
4館が展開する連携事業の名は「京都ミュージアムズ・フォー」。
「京都」をキーワードにして、春夏秋冬、各館の講座をつないでいきま
す。
詳細はこちら→
http://www.kyohaku.go.jp/jp/oshirase/oshirase.html#renkei
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●全館休館について

 京都国立博物館は、平常展示館建替工事に伴い、当分の間平常展示を
休止し、特別展覧会期間中のみ開館となります。全館休館の予定は次の
通りです。
平成22年 5月10日(月)縲怐@      7月16日(金)
平成22年 8月30日(月)縲怐@     10月 8日(金)
平成22年11月24日(水)縲怐@平成23年 1月 7日(金)
平成23年 2月21日(月)縲怐@      3月25日(金)
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● 南門施設のお知らせ

「没後200年 上田秋成」展開催期間中は、下記のとおり営業いたし
ます。
<営業時間>
南門インフォメーション、ミュージアムショップ「京都便利堂」
→9時30分縲・8時00分
 9時30分縲・0時00分(金)
カフェ「からふね屋」
→9時00分縲・8時00分
 9時00分縲・0時00分(金) (ラストオーダーは閉店の30分前まで)

全館休館期間中は下記のとおり営業いたします。
<営業時間>
南門インフォメーション、ミュージアムショップ「京都便利堂」
→9時30分縲・7時00分
カフェ「からふね屋」
→9時30分縲・7時00分
<定休日>
月曜日(ただし、祝日の場合は翌日)

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●西門(正門)閉鎖について
 
工事車両通行に伴う安全上の観点から、「西門(正門)」を閉鎖してお
ります。
 来館者の皆様の入退館は、南門(七条通り側)からとなります。
上記につきまして、ご来館の皆様にはご不便、ご迷惑をおかけいたし
ますが、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
新平常展示館完成後は、より魅力的な平常展示をご覧いただけるよう
計画中ですので、どうぞご期待ください。

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平成22年度年間スケジュール
表面
http://www.kyohaku.go.jp/jp/tenji/korekara/pdf/H22omote.pdf
裏面
http://www.kyohaku.go.jp/jp/tenji/korekara/pdf/H22ura.pdf

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私たちは、平成23年国民文化祭の京都開催を応援しています。

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